startup.

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「寒い」

 

それに早く夜ご飯を食べたい。そう思いながらいつも仕事してる場所の、近くにあるコンビニの横の街灯の下で、大晦日の夜のことを思い出しながらこれを書いている。

 


 

こんなにも無力感や惨めさを感じながら過ごした年越しは21年間で初めてだった。大晦日の夜、ぼくはガキの使いの『笑ってはいけない』で2018年を笑い納めて、年越しそばを食べて風呂に入り、気持ちよく年を越そうとしていた。その後、いつも通りジャニーズカウントダウンで年を越して、ひと段落ついたのでそろそろ寝ようと自室に帰り、このnoteを実家のベッドで寝る前に開いたのだ。

 

 

この方は、大学入学時からお世話になっている先輩で、株式会社almaでデザイナーとしてスタートアップ立ち上げをしている人だ。(昨年の暮れからぼくが東京にいる間は彼らの家に居候させていただいている。感謝しかありません。今年もよろしくお願いします…🙇‍♂️)

 

noteの内容としては、デザインが好きな誰もが、デザインを学び、デザインで生きられるように、大杉さんたちがCocoda!というプロダクトに賭けて走り続けてきた2018年の振り返りだ。プロダクトのリリース、大幅な改善、ユーザーからの声。チームでの日々。普段からお世話になっているからこそ、文章や写真以上に波乱万丈なこの1年間が伝わってくる。悔しさしかなかった。自分はこの一年で何を成し遂げただろうか。何も成し遂げてないな、ベッドの上で壁の隅を見つめながらそう呟いた。なんとなく色んなことを成し遂げた気になっていた自分に新年早々気が付いてしまった。

 

2018年は「ご縁」の年だった。本当にたくさんの方と出会い、たくさんのことを教えてもらった。「学生」という身分を利用したら、普通なら絶対会ってもらえないような方々にたくさん会えた。本当にお忙しい方々なのに、わざわざ何時間もとっていただいてお話を聞いてもらった、それも何回も。一年前、ビジコンに出始めた時期には「NPO」の「え」の字も知らないような鼻垂れだったぼくも、たくさんのご縁を通して、仲間と一緒に事業をスタートさせるまでに至れた。本当にありがとうございました。

 

ただ、この1年間でぼくがどんな成果を残したかと言われたら何も答えられないことに、大杉さんのnoteを読んで気づいたのだ。

 

 

ぼくは今「ヒーローズ」という団体でNPOのサポートをさせていただている。ぼくは大学に入学してから大小様々な4つほどのNPOに関わり、朝から晩まで活動するような日々を送ってきた。ただ、ぼくがしてきた活動は社会的価値はあるけれど、お金にはなりにくいものだったので、結構お金に困りながら生活をしていた。それがぼくの中では結構しんどい出来事だったので、同じようにNPOの活動をしていてしんどくなる人がいるなら、それは嫌だなと思ったのでヒーローズを始めた。事業としては〈ヒーローズコミュニティ〉という「NPOの方々が支え合い、学び合い、共にやさしい社会をつくるコミュニティ」の運営をしている。Slackの中にNPOで働く方が十数人いて、困ったことがあれば他の人が助けてくれたり、日々の学びを共有したり、そんな場所になっている。

 

と言いたかった。でも、事実は悔しいけど、違う。ヒーローズコミュニティのSlackが動くのは1週間に数回で、まだまだ発言しやすい場所ではないし、NPOの方々が抱えている困りごとを解決できたなんて口が裂けても言える状況ではない。本当に自分の実力不足のせいで、コミュニティメンバーのNPOの方々に価値提供しきれず、不甲斐ない。ひたすらTwitterでは想いや考えたことを発信した。いろんなところでピッチもした。想いは磨かれたし、本当に多くの人に伝わったと感じている。でも、結局価値を届けたいNPOの方々にはまだまだ何も届けられていない。何がしたかったのか。自分は人前で想いや考えを喋って賞賛されたり共感してもらいたかったのか。何も成し遂げてないということに気づいて目が覚めて眠れないのと、行き場のない焦りでそわそわしてきたのでベランダに出てみた。地元の街を見ながら、悔しさでいっぱいになった。去年の自分は何をしていたんだ、と考えた。

 


 

大晦日の夜にそんなことがあった。それで、2019年は必ずヒーローズコミュニティのNPOの方々に価値を届けるぞ、と決めた。何も成していないことは反省すべきことで忘れてはならない。ただ、健やかな自己否定を続けて、行動しないと何も変わらない。そんなことを考えていたら突然、少し嬉しいことがあった。

 

 

ヒーローズコミュニティのSlackに、コミュニティメンバーのNPO法人ヘルパーGOGOの方が投稿したメッセージだ。2018年はまだ何も価値提供できてはいないのだけど、存在していてよかった、と少し気持ちが救われた。ヒーローズは「みんなが安心して絶望でき、やさしさに涙する社会」というものをビジョンに掲げている。そのビジョンのとおり、ぼくはこの方々がいるコミュニティが、安心して絶望できる居場所だと感じた。マクドで仕事をしながらこのメッセージを読んで安堵と嬉しさで頬がゆるんでしまった。ぼくはNPOの方々が支え合うコミュニティを自分でつくっておいて、自分が一番支えられていたのだ。よく考えたら多分このコミュニティをつくってから、本当に色んなことをNPOの方々に教えていただいた。コミュニティの方々に支えられてぼくは活動している。

 

ぼくはこれを美談にしたいわけでもない。ただ、この受けたやさしさを一年後に振り返れたらいいなと思うから、ここに書き残しておこうと思う。ぼくはこれから受けたやさしさを心に留めて、今度はNPOの方々のお困りごとを吹き飛ばさないといけない。なんなら「ヒーローズがなければ生きていけません〜はは〜m(_ _)m 」と言われるくらいに愛されるコミュニティを作らないといけないと思っている。

 

ヒーローズコミュニティでは、ある1人が困っている時に、周りのNPOの方々が全員で支えて一緒に問題を解決する。次また別の方が困っている時は、また全員で支えて解決する。そんな場所を作りたい。団体は違っても、同じNPOだったり、同じ役職だったり、同じ領域の問題解決に取り組んでいたりすることで、支え合ったり学び合えることはたくさんある。1人でやるよりもみんなで力を合わせた方が早く解決できる。ビジネスとは違って競合することがないNPOだからこそ、団体を超えて支え合い学び合うことができる。そんなNPOの方々が支え合い、学び合えるコミュニティをつくっていきたい。

 

そして、そのようにNPOの方々のお困りごとを効率的に解決して、彼らが支え合う環境を作ることで、彼らがより効果的に社会課題を解決していくことができると考えている。ヒーローズはNPOの方々が最大限の力を発揮できるようにサポートするという大きな役目を担っている。ヒーローズの活動の成果が、全NPOの成果に大きく影響すると思って活動している。

 

だからぼくたちはこの2019年、NPOの方々が支え合い、学び合い、共にやさしい社会をつくるコミュニティをつくり、NPOの方々が最大限の力を発揮して社会課題を解決できるようにサポートをしていく。そしてテクノロジーやデザインの力をNPOに実装していく事業なども進めていく。2019年は一気に事業を進めて社会を変える。

 

2019年、ぼくが1年間掲げ続けるコンセプトは「startup」にした。関わる全ての人に感謝しながら、悔しさを握りしめて、一気に社会を変える。愛されるコミュニティ、サービス、プロダクトをつくろう。大杉さんたち株式会社almaのみんなのように、ヒーローズもstartupとして一年を走り抜ける。

 

と、一年の抱負を述べたけど、こんなことを言うと、一年の抱負なんて意味のないものだとか、結局今も想いを語っているだけじゃないかとか、いろんな批判やご指摘もあると思うが、そういうのは「うるさいなぁ」と思っている。想いだけ熱く語っていて、何も成し遂げられないことの悔しさやダサさは身を以て実感している。だからただ明日からも粛々と目の前の課題を解決していくだけです。2019年の終わりにどうなっているか見ていてください。お願いします。

 

長く読みにくい文章でしたが読んでいただきありがとうございました。昨年は本当にみなさんにお世話になった一年でした。今年はそのご恩を返すために、去年よりももっと、本気で活動していきたいと思います。今年もよろしくお願いいたします。

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